Javaが動かないとき (詳しく)

ブラウザでJavaアプレットが動かないときの解決策を詳しくまとめています (2021.06.04更新)。

 このサイトではJavaゲーム「スーパー正男」を扱うため,このページでもちょくちょく触れますが,
  基本的な手順は,このゲームに限らずJavaアプレット全般に共通します (正男をプレイ=Javaを実行)。

 ちなみにスーパー正男はJavaからJavaScriptに移植されているため,対応するサイトではJavaで悩む必要はありません。

Javaが動かないとき (お急ぎ) では,くどくどした説明を省き,ざっくりした手順のみをまとめています。

もくじ↓↓↓ とりあえず下の[1]から順に攻めればJavaアプレットが動くはずです。 必要に応じて補足もご覧ください。

[1] Javaが動くOSとブラウザを使う
  (1-a) ブラウザはほぼIE11一択
  (1-b) OSは最近のものであればOK

[2] Javaの最新版をインストールする
  (2-a) java.comから最新版をダウンロード
  (2-b) 邪魔なソフトのチェックを外してインストール

[3] 動かしたいJavaがあるサイトを登録する
  (3-a) Javaコントロール・パネルを開く
  (3-b) 例外サイトとしてURLを登録
  補足 (3-c) HTTPうんぬんとスーパー正男

[4] ブラウザの設定を確認してJavaを動かす
  (4-a) 起動とセキュリティ警告は避けられない
  (4-b) ブラウザ側で無効になっていることも

[5] Javaが更新されたらアップグレードする
  (5-a) 約3か月おきにアップグレード
  補足 (5-b) 手持ちのバージョンを確認
  補足 (5-c) 手動でアンインストール
  補足 (5-d) 古いバージョンは危険
  補足 (5-e) 危険だが古いバージョンをダウンロード
  補足 (5-f) Mac OSバージョン10.6以前について

[0] このページの情報の新しさ/参考元

ここが案外ネックなのですが,そもそもJavaアプレットが動く環境でないと話が始まりません。
 下の(1-a)でブラウザについて,(1-b)でOSについて説明します。

Java最新版をインストールするために必要な条件は,java.com (Javaの公式サイト) のシステム要件でも詳しく確認できます。
 https://www.java.com/ja/download/help/sysreq.xml (Javaのシステム要件) [外部サイト]

最新バージョンのブラウザに限ると,有名どころだとInternet Explorer 11でのみJavaが動きます。

一方で,例えばMicrosoft EdgeFirefox 52以降Chrome 42以降Opera 34以降Safari 12以降ではJavaが動きません。
 Mac OS Xの場合,Chromeなどの32ビットブラウザではJava最新版が動きません。

近年はセキュリティ面から,ブラウザ側でNPAPI (Javaなどを動かすために必要なシステム) が廃止されているため,このざまです。

Windowsシリーズでは,Vista/7/8/10Server 2008/2012でJava最新版が動きます (サポートされています)。

 XPではJava 7 (古いバージョンのJava) は動きますが,OSのサポートが終わった今,Java最新版が動く保証はありません。

 95/98/Me/NT4.0以前/2000などのOSではサポートされていないため,残念ながらインストールできません。

Mac OSシリーズでは,OS Xのバージョン10.8.3以降でJava最新版が動きます (サポートされています)。

 バージョン10.7.3などではJava 7 (古いバージョンのJava) は動きますが,Java最新版が動く保証はありません。

 バージョン10.6以前のOS (Mac OS 9以前含む) にはアップル (Apple) 製のJavaが最初から入っていますが,
  オラクル製のJavaはサポートされていないため,残念ながらインストールできません: 10.6以前については(5-f)

Java最新版がサポートされていないOSでは独自のJavaがインストールされている場合があります。
 独自のJavaでは,アプリケーションによっては正常に動かない場合があります。
  例えばスーパー正男では,Ver2.8 (旧版) は比較的プレイできますが,FX16 (新版) はほとんどの場合プレイできません。

なお,このページでいう [Java最新版] の具体的なバージョンについては,ページ最後の[0]で補足します。

次に,Javaのインストールに移ります↓↓↓

ここからは,[1]で説明したように,Javaアプレットが動くOS・ブラウザを使いましょう。
 (2-a)に従ってjava.com (Javaの公式サイト) からJava最新版をダウンロードし,(2-b)の方法でインストールしていきます。

Javaが動くOS・ブラウザ (詳しくは[1]) を使って,下のjava.comからJava最新版をダウンロードします。 無料です。

 →https://www.java.com/ja/ (Java | Oracle) [外部サイト]

Java最新版は必ず上の公式サイト内でのみダウンロードしましょう。
 他のサイト (特にURLや外観の似た偽サイト) でダウンロードすると,ウイルスや不正プログラムも付いてきます。

上記ページの [無料Javaのダウンロード] を押すと,お使いのOSやビット数を自動検知してダウンロードページに移動します。
 指示に従って [同意して無料ダウンロードを開始] を押し,任意のフォルダに実行ファイルをダウンロードします。

ライセンス契約の日本語訳は下のページにあります。 オラクル (Oracle) はJavaを開発している会社の名前です。
 https://www.oracle.com/technetwork/jp/licenses/javase-dev-license-2595998-ja.html (日本語参考訳 - Oracle) [外部サイト]

上の方法でダウンロードページが表示されないときは,下のページからOSに適したファイルを選びます。
 https://www.java.com/ja/download/manual.jsp (全OS用のJavaのダウンロード) [外部サイト]
  Windowsシリーズでは基本的に [Windows オンライン] を選べば良いです。

なお,Javaをダウンロードするブラウザと,実際にJavaを実行 (スーパー正男をプレイ) するブラウザは同じものにします。
 ブラウザ間でビット数が異なる場合,一方でダウンロードしたJavaは他方では動きません。

実行ファイルをダウンロードしただけではJavaが使えないので,次の(2-b)に従ってパソコンにインストールします。

 [ダウンロード] とは,新しいゲーム機を家に取り寄せるイメージ,
  [インストール] とは,その箱を開封してテレビやコンセントに配線するイメージです。
 ダウンロードした実行ファイル (取り寄せた未開封の箱) を開いて [実行] することで,
  インストール (開封と配線) が行われ,あなたのパソコン (家) でJava (ゲーム機) が動くようになります。

(2-a)に従ってダウンロードした実行ファイル (例えば [jxpiinstall.exe]) を開いて実行し,
 指示に従ってJava最新版をパソコンにインストールします。
  途中で管理者権限の表示が出たときは [はい] や [OK] を押します (必要に応じてパスワード入力)。

途中で下のようなJava以外のインストールも提案されたときは,これらに関連するチェックをすべて外します:
 [Norton~] [Teoma~] [Amazon~] [Yahoo~] [Ask~] [McAfee~] など。

初期状態で上記ソフトのチェックが入っていたり,チェックがないとしつこく催促されたりすることもありますが,
 何があってもチェックがないことを確認した上で次に進みます。
今の目的はJavaであり,これらの強引なアドウェア (広告用ソフト) を知らずにインストールするとトラブルになります。
 誤ってインストールしてしまった場合は,アンインストール (プログラム削除) してください。
  OS名と上記ソフト名を添えて アンインストール とネット検索すると,その方法がヒットします。

Javaのインストールの場所など他の設定は任意であり,初期設定でも問題ありません。
 最後に古いバージョンのJavaのアンインストールが提案された場合は, [アンインストール] を押します: 詳しくは[5]

次に,Javaの設定に移ります↓↓↓

[2]でJava最新版がインストールされたはずなので,Javaの設定をいじっていきます。
 (3-a)の方法で [Javaコントロール・パネル] という設定用ウィンドウを開き,
  動かしたいJavaアプレットがあるサイト (→例外サイト) のURL(3-b)に従って登録する形になります。
   (3-c)はサイト登録やスーパー正男についての補足です。

Javaのアイコン
Javaのアイコン↑

下の方法で [Javaコントロール・パネル] が見当たらない場合は,
 Javaのバージョンが古いか,Java本体がインストールされていないと考えられるので,
  (5-c)に従ってJava関連を一度すべてアンインストールし,
   [2]に従って最新版のみを再度ダウンロード・インストールします。

Windowsシリーズで [Javaコントロール・パネル] を開く方法については,
 ファイル検索で java などと検索し,検索結果で下の名前の項目をいずれか一つ選びます (どれも同じ内容):
  [Javaの構成] か [Configure Java] か [Javaコントロール・パネル] か [Java (**ビット)] か [javacpl.exe] 。

 または,スタートメニューから [コントロール パネル] を開き,
  [クラシック表示] か [表示方法: アイコン] か [プログラム] のメニュー状態で,[Java] のアイコンを選びます。
   見当たらないときはコントロール パネル内で java と検索するとアイコンが出てきます。

 なお,Windowsシリーズでインストール先を指定しなかったときの [Javaコントロール・パネル] の場所は,
  32ビット版で [C: → Program Files (x86) → Java → jre* → bin → javacpl.exe],
   64ビット版で [C: → Program Files → Java → jre* → bin → javacpl.exe] です (*は数字)。

Mac OSシリーズ (バージョン10.7.3以降) で [Javaコントロール・パネル] を開く方法については,
 Appleアイコンから [システム環境設定 (System Preferences)] を開き,
  [その他 (Other)] の欄にある [Java] のアイコンを選びます。
 (1-b)に記したように,Java最新版はMac OS Xのバージョン10.8.3以降で動きます: 10.6以前については(5-f)

[Javaコントロール・パネル] を開く際に,やや時間がかかることがあります。
 また,[Javaについて] というウィンドウが同時に出ているときは開きません。

次に,この [Javaコントロール・パネル] 内の設定に移ります↓

ここからは各OSに共通ですが,上の(3-a)の方法で [Javaコントロール・パネル] を開いた後,
 ウィンドウの上側にある [セキュリティ] のタブを押します。

まず,一番上の [ブラウザおよびWeb StartアプリケーションでJavaコンテンツを有効にする] の項目を確かめます。
 ここにチェックがなければブラウザ上でJavaが動かないので,チェックを入れます。

その下のセキュリティ・レベルの項目には [高 (High)] と [非常に高 (Very High)] がありますが,
 スーパー正男などは出所のわからない怪しいJavaアプレットと見なされるため,どちらの設定でも許可されません。
  なお,Java最新版に [中 (Medium)] や [低 (Low)] という設定はありません: 詳しくは(5-d)

重要なのは,下のほうにある [例外サイト・リスト] の設定です。
 スーパー正男といったJavaアプレットの種類ごとに許可する設定はなく,サイトごとに許可する形になります。
  つまりここでいう [例外サイト] とは,例外的にJavaアプレットの実行を許可するサイトのことです。

まず,右側の [サイト・リストの編集] を押し,出てきたウィンドウの下のほうにある [追加] を押します。
 [場所] に空欄ができるので,そこにJavaを実行したいサイトのトップページのURL (アドレス) を貼り付けます。
  このサイトの場合は→http://diamondshp.starfree.jp/
  福田直人のホームページ (正男の原作サイト) の場合は→http://www.t3.rim.or.jp/~naoto/
   上のようにスラッシュ [/] で終わるURLを入力することで,そのURLから始まるすべての下位ページが適用されます。

エンターを押すと,HTTPロケーションうんぬんという警告が出ます。
 あなたがそのサイトを本当に信じるならば [続行] を押し,Javaアプレットを許可する [例外サイト] として登録します。
  同様に [追加] から複数登録できます。 登録したURLを選んで [削除] を押すとリストから省かれます。

登録後,下の [OK] を押して [例外サイト・リスト] のウィンドウを閉じます。
 最後に,[Javaコントロール・パネル] の一番下にある [OK] または [適用] を押し,
  管理者権限の表示が出たときは [はい] や [OK] を押します (必要に応じてパスワード入力)。

設定後にインターネットのブラウザを開き直すと,
 上で登録したサイトでのみJavaアプレットを動かせる (スーパー正男をプレイできる) ようになります。
  ただ,ブラウザでの実行時にもクセがあるため,次の大項目[4]で説明します。

上の項目が見当たらない場合や,変更が保存されない場合は,Javaの古いバージョンが共存していると考えられるため,
 (5-c)に従ってJava関連を一度すべてアンインストールし,[2]に従って最新版のみを再度ダウンロード・インストールします。

[例外サイト] を入力するときの警告や,スーパー正男サイトの一括登録については,必要に応じて次の(3-c)をご参考ください↓

上の(3-b)で [例外サイト] 入力時に [HTTPロケーションを含めることはセキュリティ・リスクと見なされます] と警告されます。

 このサイトのようにアドレスが [http:] から始まるページ (HTTPロケーション) は,
  情報をそのままの形で通信するため,出所のわからないJavaを実行する場として信頼できないと見なされます。
 一方で,アドレスが [https:] から始まるページは,
  通信情報を暗号にして第三者の操作 (改ざんや盗取) を防ぐため,一般的に信頼できると見なされます。

例えばスーパー正男の場合,Java式を置いているサイトはほとんどがHTTPロケーションであり,
 信頼できるかできないかはあなたの判断に委ねられます。
  [例外サイト] ではスーパー正男以外のJavaアプレットも許可されるため,
   厳密には正男サイトという名目で不正プログラムが埋め込まれている危険性も視野に入れておく必要があります。
    不正プログラムの危険性については(5-d)も併せてご覧ください。

過疎村 (棒さんのサイト) では,スーパー正男に特化した [例外サイト・リスト] の一括登録用に,
 正男サイトのURLをまとめた便利なリストが配布されています。 上記のリスクを踏まえた上でご参照ください。
  https://kasomura.nobody.jp/ (過疎村 - スーパー正男など) [外部サイト]
   (上タブ [古今東西正男] → [例外リスト一覧] より)

[3]まででとりあえずJavaの事前準備を一通り終えたので,ブラウザで念願のJavaアプレットを動かしましょう。
 (4-a)ではJavaの起動画面や警告画面について説明します。
  ブラウザ側でJavaが無効になっていることもあり,(4-b)ではその対処法をブラウザごとに説明します。

(3-b)に従って [例外サイト] を登録すると,そのサイトのJavaアプレット (例えばスーパー正男) に限って,
 Javaの起動画面の後に [このアプリケーションを実行しますか] というセキュリティ警告 (プロンプト) が出るようになります。
  この選択肢で [実行] を押すと,念願のJavaが動きます (スーパー正男をプレイできます)。

起動画面より前に [Javaを有効にする] といった画面が出るときは,画面をクリックし,
 ポップアップで [許可] [実行時に確認] などを押します。 ここらへんはブラウザによる設定です。

ここで実行できないときは,(4-b)に従ってブラウザ側の設定を確認しましょう。

公式サイトでJavaの新しいバージョンが公開されると,
 Javaの起動画面のあとに [最新でない] [新しいバージョンの入手] [更新] などと出てくるようになります。
  その場合は,次の大項目[5]に従って最新版にアップグレードしましょう。

Javaアプレットがあるページ (例えば正男ページ) を閉じて1分以上たつと,
 次にJavaがあるページを開いたときに,Java起動/警告が再度出てきます。
  このとき,ブラウザの別タブや別ウィンドウで,同じサイト内のJavaがあるページを一つ開いたままにしておくと,
   その間は時間を置いても起動/警告が出なくなります。

このサイトでは,2回目からの起動/警告を省略するためにスタンバイのページを用意しているので,
 このサイトのスーパー正男をプレイするときに活用できます。

1回目のJava起動/警告を完全に出さない設定にはできないため,Javaを動かすための改札口としてご寛容ください。
 利用環境によってはスタンバイに関わらず警告が出たり,もともと警告が出なかったりするかもしれません。

なお,起動時に [Javaコンソール] というウィンドウも出てくる場合は,(3-a)に従って [Javaコントロール・パネル] を開いて
 [詳細] のタブを押し,[Javaコンソール] の項目の [コンソールを表示しない] のラジオボタンを選んで [OK] を押します。

インターネットのブラウザ側の設定で,Javaが無効になっている場合もあります。
 JavaScriptはJavaと関係ないので,いずれも設定を間違わないようにしましょう。

ここで説明する手順は,やや古いバージョンのブラウザに基づいている場合がありますが,
 (1-a)で見たように,そもそもInternet Explorer以外のブラウザでは古いバージョンでしかJavaが動きません。

なお,下記のJavaの項目が見当たらない場合は,ビット数の異なるブラウザでJavaをダウンロードした可能性があります。
 (5-c)に従ってJava関連を一度すべてアンインストールし,
  Javaを実行したいブラウザと同じブラウザで,[2]に従って最新版をダウンロードし,インストールします。

Internet Explorer (Windows) では,歯車アイコンまたは [ツール] メニューから [インターネットオプション] を選びます。
 [セキュリティ] タブを押し,[インターネット] ゾーンの [セキュリティのレベル] を確認します。
  バーが [高] にあればJavaが無効なので [中高] に下げ,一番下の [OK] を押します。
   なお,[レベルのカスタマイズ] からJavaの設定はできず,残念ながらセキュリティ一般を緩める他ありません。

Firefoxでは,バージョン51以前でJavaが動作します。
 バージョン52 (2017年3月) 以降ではNPAPIが廃止されたため,Javaが動きません。
 動作する環境では,[メニュー] アイコン (または [ツール] メニューか [Firefox] タブ) から [アドオン] を選びます。
  アドオンマネージャの [プラグイン] タブで [Java(TM) Platform] または [Java アプレットプラグイン] の欄を押します。
   Javaが無効であれば [有効化] のボタンを押します。
   プルダウンメニューの場合は,[常に有効化する] または [実行時に確認する] を選びます。

Chromeでは,バージョン41以前でJavaが動作します。
 バージョン42 (2015年4月) 以降ではNPAPIが廃止されたため,Javaが動きません。
 また,Mac OS XのChromeではバージョンに関わらずJava最新版が動きません (Mac版32ビットブラウザ未対応)。
 動作する環境では,アドレスバーに [about:plugins] と入力し,[プラグイン] 画面で [Java(TM)] という欄を探します。
  Javaが無効であれば [有効にする] を押し,ブラウザを開き直します。
 ちなみにバージョン42~44では,アドレスバーに [chrome://flags/#enable-npapi] と入力し,
  [NPAPI を有効にする] の欄で [有効にする] を押してブラウザを開き直すと,Javaを有効にできます。

コンポーネントブラウザや派生ブラウザでは,エンジンが共通する上記ブラウザと似た経路で設定できます。
 いずれも,メニューから [設定] や [ツール] といった項目や,歯車のアイコンを選び,
  例えばTridentブラウザではInternet Explorerのように,GeckoブラウザではFirefoxのように設定します。
 Chromium派生ブラウザでは,エンジンがChromium 45以降のバージョンでJavaが動きません (NPAPI廃止)。
  Microsoft Edgeでは,バージョンに関わらずJavaが動きません (NPAPI廃止)。

Operaでは,バージョン33以前でJavaが動作します。
 バージョン34 (2015年12月) 以降ではNPAPIが廃止されたため,Javaが動きません。
 動作する環境では,[Opera] アイコン (または [ツール] メニュー) から ([設定] にある) [クイック設定] を開き,
  [Javaを有効にする] のチェックがなければチェックします。
 または,[Opera] アイコン (または [ツール] メニュー) から ([設定] にある) [設定] を選びます。
  上の [詳細設定] タブを押して [コンテンツ] を選び,[Javaを有効にする] のチェックがなければチェックします。
  チェックボックスがなければ [Java (TM) Platform] の欄の [有効にする] を押します。
 いずれもJavaの項目がない場合は,代わりに [プラグインを有効にする] のチェックを確認します。

Safariでは,バージョン11以前でJavaが動作します。
 バージョン12 (2018年9月) 以降ではNPAPIが廃止されたため,Javaが動きません。
 動作する環境では,[Safari] タブから [環境設定] を選び,上の [セキュリティ] タブを押します。
  [Webコンテンツ] 欄で [プラグインを有効にする] [Javaを有効にする] のチェックがなければチェックします。
  [インターネットプラグイン] という欄がある場合は,[Javaを許可] [プラグインを許可] をチェックします。
   その上で [Webサイト設定を管理] のボタンを押して [Java] タブを選び,
    [ほかのWebサイトにアクセスしたとき] の欄で [確認] [許可] [常に許可] のいずれかを選びます。
     最後に一番下の [完了] を押します。

Internet Explorer for Macでは,[Explorer] タブから [環境設定] を選び,[Webブラウザ] 内の [Java] を押します。
 [Javaオプション] 欄で [Javaを有効にする] のチェックがなければチェックし,一番下の [OK] を押します。

[4]まででとりあえずJavaアプレットがブラウザで動かせる状態になっているはずですが,月日がたつと,
 Javaを実行する前に [最新でない] [新しいバージョンの入手] [更新] などと出るようになります。

これは公式サイトでJavaの新しいバージョン (アップデート) が公開されたことを意味するので,
 (5-a)に従ってJava最新版にアップグレード (バージョンアップ) しましょう。

(5-b)は手持ちのJavaのバージョンを確認する方法,(5-c)は手動アンインストールについての補足です。

古いバージョンのJavaでは [今回は実行] [後で (Later)] などを押すとJavaを実行できる場合がありますが,
 (5-d)に記すように古いJavaを使い続けるのはたいへん危険です。
  そのリスクを承知の上で,あえて古いバージョンをダウンロードしたい場合は,(5-e)をご覧ください。

(5-f)はMac OSバージョン10.6以前の独自のJava (MRJ) についての補足です。

Javaはだいたい3か月おきに公式サイトで更新 (アップデート) され,場合によっては仕様が変わります。
 古いJavaをアップグレード (バージョンアップ) するには,
  基本的に[2]とまったく同じ方法で,Java最新版をダウンロード・インストールすればOKです。

最新版をインストールした後,古いバージョンのアンインストール (プログラム削除) が続いて推奨されたときは,
 [アンインストール] を押してアップグレードを完了します。
この通知がなくても,通例古いバージョンのJavaは自動的にアンインストールされます。

Javaは公式で定期的にアップデート (更新) されるため,それに伴って最新版へとアップグレードしていく必要があります。
 (3-a)に従って [Javaコントロール・パネル] を開いて [更新] のタブを押し,[更新を自動的にチェック] の項目を確認します。
  チェックがあればタスクバーなどにアップデートが通知されるので (初期設定),利便性とセキュリティが向上します。

なお,このページでいう [Java最新版] の具体的なバージョンについては,ページ最後の[0]で補足します。

ここより下はすべて補足なので,必要に応じてご参考ください↓

今インストールされているJavaの具体的なバージョンの数字を確かめたいときは,
 (3-a)に従って [Javaコントロール・パネル] を開いて,最初の画面にある [情報] または [バージョン情報] を押し,
  [バージョン*の更新** (Version * Update **)] という表記を確認します (*は数字)。
下記ページに記された [推奨 Version * Update **] より,少なくとも一方の数が小さければ,Javaのバージョンが古いです。
 https://www.java.com/ja/download/manual.jsp (全OS用のJavaのダウンロード) [外部サイト]
  次の例では左のほうが新しいです: バージョン8の更新291 ← バージョン8の更新11 ← バージョン7の更新80 (古い)。

上の手順で [Javaコントロール・パネル] やバージョン情報が見当たらない場合も,Javaのバージョンが古いと考えられます。

念のため,Java関連のプログラムを手動でアンインストールする方法も記しておきます。
 何らかの原因でJavaの古いバージョンが共存すると,
  [Javaコントロール・パネル] の項目やバージョン表記が古いままになったり,変更が保存されなかったりするので,
   Java関連を一度すべてアンインストールし,[2]に従って最新版のみを再度ダウンロード・インストールします。

Windowsシリーズでの手動アンインストールについては,スタートメニューから [コントロール パネル] を開き,
 [プログラムの追加と削除] または [プログラムと機能] または [プログラムのアンインストール] の項目を押します。
  上の項目名はOSと表示方法 (カテゴリかアイコンか) によって異なります。
 次に [Java ~~] と書かれた項目を選択し,[削除] または [アンインストール] のボタンを押してアンインストールします。
  Java関係のプログラムには下のような名前があります (*は数字):
   [Java * Update **] [Java SE ~~ ***] [JRE ***] [JDK ***] [J2SE] など。
    なお,[JavaScript] と付くプログラムはJavaと関係ないので選びません。
 アンインストールの途中で管理者権限の表示が出たときは [はい] を押します。

 ちなみに,インストール先を指定しなかったときのJava関連ファイルの場所は,
  Windowsシリーズでは [C: → Program Files (x86) → Java] または [C: → Program Files → Java] です。

Mac OSシリーズ (バージョン10.7.3以降) での手動アンインストールについては,
 [Finder] を開いてサイドバーの [アプリケーション (Applications)] を押し,ファイル検索で java などと検索します。
  [JavaAppletPlugin.plugin] というファイルをゴミ箱に移すと,Javaがアンインストールされます。
 アンインストールの途中で管理者権限の表示が出たときは,必要に応じてパスワード入力し,[OK] を押します。

 ちなみに,インストール先を指定しなかったときのJava関連ファイルの場所は,
  Mac OS Xの場合は [MacOSx → アプリケーション (Applications) → ユーティリティ (Utilities) → Java] です。

なお,上の手動アンインストールはjava.comのヘルプでも説明されている方法ですが,
 実際には古いファイルの一部がシステム上に残ることが多いです (インストール時に自動アンインストールする場合も同様)。
完全なアンインストールはここでは扱いませんが,OS名を添えて java アンインストール とネット検索するとヒットするので,
 ファイルの残存が気になる方はお調べください。

世界中のウェブページにはさまざまなJavaアプレットがあり,
 あなたが今動かしたいアプリケーション (例えばスーパー正男) はそのうちの一つに過ぎません。
Javaアプレットの中には,ウイルスの感染や個人情報の流出を謀る不正プログラムもあります。
 実際,古いバージョンのJavaはセキュリティが穴だらけで,非常に狙われやすく,ウイルス感染の主要な経路となっています。
  Javaの使い古しは本人だけの問題ではなく,ウイルスや個人情報の流出源として多数の人々を巻き込む危険性があります。

Javaの頻繁なアップデートは,日々新たに見つかるウイルス感染経路を潰すために行われます。
 強まるセキュリティを邪険にして古いJavaでうまく乗り切ろうとすると,パソコンはウイルス大歓迎になります。

[Java 8 Update 11] 以前の古いバージョンでは,(3-b)に記した [セキュリティ・レベル] に [中] という設定があり,
 これは世界中のすべてのページでJavaを警告つきに許可する設定です (いわば無制限の [例外サイト・リスト])。
  [Java 7 Update 17] 以前では [低] という設定もあり,すべてのページでJavaが警告なしに実行される危険性があります。
古いバージョンで警告を出さないような不正プログラムが埋め込まれている恐れもあるため,
 [低] はもちろん,[中] でも,どこかのページを開いた瞬間にウイルス感染するリスクが不特定多数に生じます。

いくつかのサイトでJavaを動かすためだけに,無関係で莫大なリスクまで背負うのは不合理であり,
 (3-b)に記したようにJava最新版の [例外サイト・リスト] で必要なサイトだけに限るのが最善策です。

例え最新版のJavaであっても,こりずにまたセキュリティの弱みを握られてから
 次のアップデートが与えられるまでの期間は事実上無防備となり,この間を狙った攻撃を [ゼロデイ攻撃] といいます。
  この点がJavaそのものの危ない点であり,Javaの脆弱性 (ぜいじゃくせい=攻撃されやすさ) として問題になっています。

しかし,0.1%未満の悪人のために99.9%以上の一般人がどんどん縛られるという皮肉は,人類ではよくあることです。
 文明が発達した証としてポジティブに受け止めると,少しは楽しみながらアップデートできるかもしれません。

上の(5-d)に記したように,Javaの古いバージョン (アップデート) を使い続けると,
 ちょっとした手数が減るというリターンとは釣り合わないほどの,恐ろしく大きなリスクが伴います。

それを承知の上で,古いバージョンを使いたい,またはダウングレードしたいという方がいらっしゃるならば,
 oracle.comのJavaアーカイブからダウンロードします。
  オラクル (Oracle) はJavaの開発元で,最後にオラクルの無料アカウントが必要です。
   https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/archive-139210.html (Oracle Java Archive) [外部サイト/英語]
ただしオラクルは古いバージョンを推奨しておらず,最悪の事態が起こってもご自身の責任となります。

例えばバージョン8の更新202以前は [Java SE 8 (8u202 and earlier)],バージョン7は [Java SE 7] のリンクにあります。
 ダウンロードしたいバージョンの [Java SE Runtime Environment ***] という項目を探します。
  最後の***はバージョンの数字表記で,例えば [7u80] は [Version 7 Update 80] の略です。
[Java SE Development Kit ***] は開発者用のプログラムであり,ここでは必要ありません。

[Download (ダウンロード)] の欄でお使いのOSやビット数に対応したファイル名を押すと,
 [You must~~ (ライセンス契約に同意してください)] と英語で書かれたポップアップが出るので,
  [I reviewed and accept~~ (読んだので同意する)] のチェックを入れます。
ライセンス契約は [Oracle Binary~~] というリンク先にありますが,その日本語訳は下のページにあります。
 https://www.oracle.com/technetwork/jp/licenses/javase-dev-license-2595998-ja.html (日本語参考訳 - Oracle) [外部サイト]

[Download~~ (ダウンロード)] を押すとサインイン画面に移動するので,
 Oracleのユーザー名とパスワードを入力して [サインイン] を押すとダウンロードが始まります。
  Oracleのアカウントをお持ちでなければ,[プロファイルの作成] から登録します (無料)。

Mac OSバージョン10.6以前のOSでは,システム上の都合でオラクル製のJavaをインストールできないため,
 残念ながら当ページに記した方法では対処できません。

これらのOSにはアップル製のJava (Mac OS Runtime for Java (MRJ)) が初期状態でインストールされていますが,
 Javaアプレットの種類によっては正常に動かない場合があります。
  例えば,アップル製ではFX16 (新版) のスーパー正男が [×] と表示されてプレイできません。
   Ver2.8 (旧版) のスーパー正男はプレイできますが,画面内の文字が文字化けする場合があります。

 Mac OS 10.6以前のJavaの有効/無効はブラウザ上の設定により,(4-b)の説明と似た経路で確認できます。
  OS 9以前のInternet Explorer for Macの場合は,[編集] メニューから [初期設定] を選び,
   あとは同様に [Webブラウザ] 内の [Java] からチェックを確認します。
 OS Xでは,ブラウザ設定以外に,[MacOSx → アプリケーション (Applications) → ユーティリティ (Utilities)
  → Java] 内の [Java *** プラグイン設定] を開き,[Java Plug-in の有効化] のチェックも確認します。

このページでいう [Java最新版] とは,2021年04月20日に更新された [Version 8 Update 291 (バージョン8の更新291)] です。
 Javaは公式で頻繁にアップデートされ,場合によっては仕様が変わります。
  このページの内容も公式の最新版に則って更新するつもりですが,半年以上遅れることもあるのでご留意ください。

正確な最新版の数字は,java.com (Javaの公式サイト) の下記ページで,
 [推奨 Version * Update **] という表記から確認できます。
  https://www.java.com/ja/download/manual.jsp (全OS用のJavaのダウンロード) [外部サイト]

OSによって仕様が異なる場合,このページでは [Windowsシリーズ] と [Mac OSシリーズ] について取り上げています。
 LinuxシリーズやSolarisシリーズでも基本的な原因は同様ですが,具体的な手順には触れていません。

java.comのヘルプは当ページの主な参考元です。Java最新版や各OSに対応しているので,ご不明な点があればご参照ください。
 https://www.java.com/ja/download/help/ (Javaヘルプ・センター) [外部サイト]

!のウェブサイト (!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!さんのサイト) は,各ブラウザのサポート状況についてたいへん参考になりました。
 https://bi.81.la/ (!のウェブサイト - スーパー正男ゲームがたくさん) [外部サイト]
  (左タブ [スーパー正男] → [スーパー正男がプレイできない場合] より)

そのほか,自身の環境で調べた情報も多く含みますが,一個人が自由に書いているページなので,少なからず間違いがあるはずです。
 何か気になる点がございましたら,掲示板メールでご連絡いただければと思います。
  細部までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

(ページ公開: 2014年03月09日 - 最終更新: 2021年06月04日)