スマブラDXのUSA版コードや復号を,日本版コードに変換する方法を説明します。PAL版は非対応です。
初期版(00),修正版(01),完全版(02) は,USA版ではそれぞれ Version 1.0,1.1,1.2 と書かれます。
当ページの対象ゲームは 大乱闘スマッシュブラザーズDX です。
ゲームキューブの他のゲームでは「ヘッダー」の数値が違うのでご注意ください。→参考
暗号 … NVBV-0716-V52B9 のような,PARに入力できる形。いわゆるコード。
復号 … 01234567 89ABCDEF のような,コードの内容そのものを表す16進数の形。→暗号・復号とは?
ヘッダー … コードの1行目のこと。バージョンや国の情報を含む。ヘッダーなしの復号を載せているサイトも多い。
▼ブラウザ (左) かダウンロードソフト (右),お好きなほうで変換できます。どちらも無料・日本語です。
ugnag page (GC用PAR暗号化スクリプト) | GCNcrypt |
http://ugnag.lar.jp/game/ps2-3/gc/ ↑ugnag page のコンテンツ (管理人: ugnagさん) 2023年7月: 暗号化スクリプトは使えますが トップページはForbiddenエラーになるかもしれません |
https://ux.getuploader.com/0603/download/252/ ↑からダウンロードできる無料ソフト (作者: Parasyteさん) |
・ブラウザ上で使える (ダウンロード不要) ・復号を扱う必要がないときは変換がカンタン |
・復号を扱うときは,下の二つの設定を使い分けられて便利 1. ヘッダーをコードIDランダムで自動生成できる設定 (大量のコードでも楽) 2. ヘッダーを手入力で編集できる設定 (コード毎に版が違ってもコンパクト) |
▼変換したいコードはどんな状態で載っていますか? 場合に応じてリンクをクリックしてください (ページ内移動)。
変換元のコードの状態 | 例えば? | 日本版コードへの変換方法 | ||
もともと暗号 =ヘッダーがある | 例 |
U7ZE-KEGM-Y7U5Z JR3K-U29H-U6BHT |
ugnag page を使うとき [ケースA] |
GCNcrypt を使うとき [ケースC] |
もともと復号で, 1行目の始めの4ケタが下のどれか 初期版(00) … 0008 か 0344 修正版(01) … 01CC か 037C 完全版(02) … 01C4 か 02AA (それぞれ左がUSA版,右が日本版) =ヘッダーがある | 例1 |
00081234 08000000 024D473C 00000602 | ||
例2 |
037CABCD 28000000 040D1388 60000000 040D1D24 60000000 | |||
もともと復号で, 1行目の始めの4ケタが上以外 =ヘッダーがない | 例1 | 024D473C 00000602 |
ugnag page を使うとき [ケースB] |
GCNcrypt を使うとき [ケースD] |
例2 |
00000000 844DB3D9 40000000 00FF0001 |
変換時に注意すべき点は,ヘッダーの行があるかどうかです。
暗号ならば必ずヘッダーがあります。復号を載せているサイトはヘッダーを抜いていることが多いです。
もともと暗号のとき,あるいは
もともと復号で1行目の左4ケタが 0008,01CC,01C4,0344,037C,02AA のどれかのとき
(1) 暗号化オプションを↓のように設定します。
Region: JP / CodeID Auto: チェックしない / ヘッダーを加える: チェックしない
(2) <入力エリア>に元の暗号/復号を貼り付けて [暗号化] を押すと,<結果表示エリア>に日本版コードが出ます。これで完了。
:m=false ~ e=default はヘッダーの情報なので,ここでは気にしなくてOKです。
▲ugnag pageのスクリプト,初期版(00)の例。左はUSA版コードで,右は変換後の日本版コード。
コード名はなくてもOK。複数コードを同時変換するときは,コード間に1行以上の間隔を空ける。
{補足}
・ugnagさんのスクリプトでは,ヘッダーのバージョンを表す値を手入力で変えても,暗号化オプションが優先されます。
別バージョンのコードを同時変換したいときは,各コードの上にオプション行を書き足すと,それらが優先されます。
オプション行: 初期版(00)なら:g=1A2,修正版(01)なら:g=1BE,完全版(02)なら:g=155
・GCNcryptを使う [ケースC] の方法では,ヘッダーを手入力で書き換えられる設定にできます。
もともと復号で,1行目の左4ケタが 0008,01CC,01C4,0344,037C,02AA 以外のとき
(1) 暗号化オプションを↓のように設定します。
Region: JP / CodeID Auto: 関係なし / ヘッダーを加える: チェックする
(2) <入力エリア>にヘッダーのない復号を貼り付け,その復号の上に「:c=****」というオプション行を書き足します。
**** (コードID) には,何でもいいので何か4ケタを入れます。(16進数 … 0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F のどれか)
123Aでも7777でもBEEFでも何でもOKですが,自身のもつ他のコードの4ケタと被らない値にしてください。
ここが同じ値のコードをPARに複数登録すると,後から登録した同じ値のコードが,PARの次の起動時に消えてしまいます。
(3) 最後に [暗号化] を押すと,<結果表示エリア>に日本版コードが出ます。これで完了。
ヘッダーの行が自動的に加わるので,行数が1行だけ増えます。
暗号の1行目はコードIDによって変わりますが,効果は同じなので問題ありません。
▲ugnag pageのスクリプト,初期版(00)の例。左はコードIDを表す行を加えた復号で,右は変換後の日本版コード。
コード名はなくてもOK。複数コードを同時変換するときは,コード間に1行以上の間隔を空ける。
{補足}
ugnagさんの「CodeId Auto」では,同時に変換したコードに毎回上から0001,0002,0003,…と順に番号がつくため,
変換を繰り返すうちに0001や0002が大量に被ってしまい,いまいち使えません (批評ごめんなさい)。
もともと暗号のとき,あるいは
もともと復号で1行目の左4ケタが 0008,01CC,01C4,0344,037C,02AA のどれかのとき
(1) IDの自動設定 のチェックを外します。このとき,ゲームID・地域 の設定は反映されません。
(2) 下の流れで (i) 復号化 → (ii) ヘッダーの書き換え (バージョンで違う値) → (iii) 暗号化 を行います。
復号の状態から変換したいときは (ii) からスタートしてください。
コードが何行あっても,日本版変換で書き換えるのは一番上のヘッダーの行だけです。
もともとはUSA版コード (暗号) デバッグコードの例→ | 初期版(00) | 修正版(01) | 完全版(02) |
U7ZE-KEGM-Y7U5Z JR3K-U29H-U6BHT |
Y41Q-2EV1-HAV3P P5A0-GP46-M8EB7 |
K3KF-4E1J-EQJXM TDA5-YA0R-8947W | |
(i) USA版コードを入力側に貼り付けて [復号化] を押す |
0008**** 08000000 024D473C 00000602 |
01CC**** 08000000 024D5B9C 00000602 |
01C4**** 08000000 024D68BC 00000602 |
(ii) 復号を入力側にコピペして ヘッダーを日本版へ書き換える |
0344**** 28000000 024D473C 00000602 |
037C**** 28000000 024D5B9C 00000602 |
02AA**** 28000000 024D68BC 00000602 |
(iii) [暗号化] を押すと 日本版コードが出力される (完了) |
G0V6-2CKJ-GHXUG JR3K-U29H-U6BHT |
85KT-ZMRU-KWYJT P5A0-GP46-M8EB7 |
7NYG-YKWQ-QV338 TDA5-YA0R-8947W |
**** (コードID) にはもともと何か4ケタが入っていますが,元の値のまま,変えなくてOKです。
ここが同じ値のコードをPARに複数登録すると,後から登録した同じ値のコードが,PARの次の起動時に消えてしまいます。
もしダブりに気付いたら,値を変えてください。(16進数 … 0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F のどれか)
暗号の1行目はコードIDによって変わりますが,効果は同じなので問題ありません (上の暗号は1234の例)。
▲GCNcrypt,(iii) のステップ。左は日本版ヘッダーつきの復号で,右は変換後の日本版コード。
コード名はなくてもOK。複数コードを同時変換するときは,コード間に1行以上の間隔を空ける。
{補足}
・ugnagさんのスクリプトを使う [ケースA] の方法では,
USA版の暗号でもヘッダーつきの復号でも,[暗号化] のワンクリックで日本版コードに変換できます。
・復号を入力側にコピペする際にあえてヘッダーの行を抜かせば,[ケースD] の方法 (コードIDランダム生成) で変換できます。
もともと復号で,1行目の左4ケタが 0008,01CC,01C4,0344,037C,02AA 以外のとき
(1) IDの自動設定 のチェックをつけ,↓のように設定します。
地域: Japan
(2) ヘッダーなしの復号を入力側に貼り付けて [暗号化] を押すと,日本版コードが出力されます。これで完了。
ヘッダーの行が自動的に加わるので,行数が1行だけ増えます。
ランダムなコードIDにより,暗号化の度にコードの1行目が変わりますが,効果は同じなので問題ありません。
▲GCNcrypt,初期版(00)の例。左はヘッダーなしの復号で,右は変換後の日本版コード。
コード名はなくてもOK。複数コードを同時変換するときは,コード間に1行以上の間隔を空ける。
{補足}
他のGCゲームでも,基本的な変換の流れは上のケースA~Dと共通のはずですが,ヘッダーで書き換える数値が違います。
ねこかぶのホームページ (管理人: ねこかぶさん) の下記ページが数値の参考になります。
→http://nekokabu.s7.xrea.com/code/gc/gameid.html (GC-PAR ゲームID一覧)
上記ページ「ゲームID」のカッコ内の数値が,日本版ヘッダーの左4ケタ 0*** に相当します (始めは必ず0で,その次の3ケタ)。
カッコ外の左側の数値は,変換ソフトで設定するゲームID (GameID) に相当します。
こちらにUSA版のゲームIDは載っていませんが,他のゲームでもUSA版ヘッダーの右側は恐らく 08000000 なので,
復号のときはここからヘッダーの有無を推測できると思います。
すべてのGCゲームが上記ページに載っているわけではありません。
任意のゲームの日本版ヘッダーの数値を知る方法については,すみませんが当サイトの管理人はわかりませんm(__)m