クローンコード解説

当ページでは,クローンコードの使い方を解説しております。

クローン (clone) は「本物そっくりのもの」「コピーしたもの」という意味ですが,
 クローンコードではプレイヤーの味方に自身 (本体) とまったく同じキャラクター (クローン) を付けることができます。

クローンと本体

 ◆クローンの性質

クローンはアイスクライマーの相棒 (ナナ) のような位置に付き,
 設定 (キャラクター・サイズ・色・サブカラーなど) は本体と同一です。
  同じプレイヤーのクローンと本体は,互いに攻撃が当たりません。
アイスクライマーには本体 (ポポ) のクローンのみが付きます。

クローンは本体と別にダメージが蓄積しますが,ダメージの表示はなく,
 タグ (1P・CPや名前) やルーペの表示もありません。
クローンは一度やられると復活しません。
 ただ,クローンと本体が同時にやられると,本体とともにクローンが1体のみ復活します。

組み合わせるコードによってクローンの動作を指定することができます。

クローンコード(総称)効果
クローン必須コードクローンを付ける
クローン数コード付けるクローンの数を決める
クローン動作コード付けるクローンの行動タイプとレベルを決める
(デバッグコードで代用できる)
クローン初期版(00)コード集修正版(01)コード集完全版(02)コード集

 ◆クローン必須コード/クローン数コード - 最低限必要

クローン必須コードのみを入れたとき,クローン数コードを入れていないプレイヤーのクローン数は1体になります。

ただ,原因は不明ですがクローン必須コードのみではフリーズしやすいため
 クローン必須コードを入れるときはクローン数コードも一緒に入れるようにします (その点ではクローン数コードも必須コード)
例えば対戦で1Pと2Pを使うときは,PARでクローン必須コード1Pのクローン数コード2Pのクローン数コードの3つを入れます。

 ◆クローン動作コード - 行動タイプとレベルの設定

 クローン動作コードでは行動タイプとレベルを別々に設定できます。クローン数コードと違って必須ではありません。
クローン動作コードを入れていないプレイヤーのクローンの行動タイプとレベルは,
 人間操作では通常CPUのレベル1,CPUでは通常CPUの設定レベル (キャラクター選択画面で設定) になります。

なお,クローン動作コードはクローンコードという名目ですが,本来はCPUの動作を決めるコードです。
 クローン必須コードを入れていなくても,クローン動作コード単独でCPU本体の行動タイプとレベルを設定できます。

デバッグモードやいくつかのひとりゲームでは,クローン動作コードが無効になります。

 ◆デバッグコード - クローン動作コードの代用

クローンの行動タイプとレベルはデバッグメニューでも設定することができます。
 その場合,PARでクローン必須コード各プレイヤーのクローン数コードデバッグコードの3種類を入れます。

クローンの行動タイプは,デバッグメニューのVERSUS MODE>DAIRANTOU>CPUTYPE SETでプレイヤー毎に設定できます。
 そのレベルは,デバッグメニューのVERSUS MODE>DAIRANTOU>CPULEVEL SETでプレイヤー毎に設定できます。

設定できる行動タイプについてはデバッグモード解説 (上記リンク) にもまとめていますが,
 このページでもクローンコードで使いやすい行動タイプをいくつか記しておきます。
「人間操作,ナナ,協力」以外のクローンは本体に付いてきません。

行動タイプの表示クローンの行動
CPTP_NORMAL
(通常)
クローンは普通のCPUの行動になる。初期設定。
CPTP_MANUAL
(人間操作)
クローンをコントローラで操作する。つまり,クローンと本体が同時に動く。
CPU本体も,接続するコントローラでの人間操作になる。
 クローンと本体が重なった状態で始まり,操作やダメージによって離れる場合もあるが,
 壁に歩き続けたりガケ方向に回避し続けたりするとまた重なった状態になる。
 クローンと本体が重なった状態でガケつかまりをすると本体を残してクローンが落ちるので注意。
CPTP_NANA
(ナナ)
クローンはアイスクライマーの相棒 (ナナ) の行動になる。
本体に付いてきて,本体の動作のすぐ後に同じ動作をする。
CPU本体は通常 (CPTP_NORMAL) と同じ動作をする。
CPTP_DEFENSIVE
(遠距離)
クローンは敵から少し離れて飛び道具で攻撃する。敵が近づくと何度か直接攻撃をし,また離れる。
飛び道具の使えるキャラクターで効果的だが,敵の位置によっては動かない場合もある。
CPTP_FREAK
(縄張り)
クローンは本体や敵の位置にかかわらず特定の位置で待機する。
遠くからは飛び道具で攻撃し,敵が近づくと直接攻撃をする。
CPTP_COOPERATE
(協力)
クローンは本体に付いてきて,敵が近づくと本体とは違った動作をする。
CPU本体は敵に走って近づき,飛び道具よりも直接攻撃を優先する。
CPTP_AIR
(空中)
クローンはジャンプを多用しながら移動や攻撃をする。
CPTP_ITEM
(アイテム優先)
クローンは大型アイテム以外のアイテムに反応し,攻撃よりもアイテムを優先して取りに行く。
アイテムがなければ通常 (CPTP_NORMAL) と同じ動作をする。

 ◆フリーズについて

クローン数が多すぎるとフリーズしやすくなるのでご注意ください。
 ピーチ,リンク,ゼルダにクローンを付けるときは特にフリーズしやすいです。
ゼルダ/シークでは,クローンを付けた状態で[B下]変身をするとフリーズするのでご注意ください。

クローン必須コードのみを入れてクローン数コードを入れていないときは,ステージ選択などでフリーズしやすいです。
 例えばクローン数コードを1Pと2Pに入れていても,3Pに入れていなければ,3Pを参加させた段階でフリーズする場合があります。

クローンコード以外にパワーアップコードなど負担の大きなコードを一緒に入れるとフリーズしやすくなります。
 普段はフリーズしない動作でも,たまたま処理が重い状況と重なると,偶発的にフリーズすることがあります。
また,ゲームキューブやスマブラDXのディスクの状態 (長時間プレイや老朽化など) によってはフリーズしやすい場合があります。